こんにちは。輝です。
今回は牛飼いをスタートして、半年経過して思ったことを紹介します。
牛飼いのスタート
2020年の9月に牛飼いをスタートしました。
子牛セリ市で2頭の牛を導入しました。
牛舎はまだ完成していないので、農協の空いてる牛舎を借りて、その牛舎に毎日給餌しに行く生活がスタートしました。
今までには考えられない生活習慣で、時間に縛られていないので自分のペースで仕事をスタートできます。
祝日でも毎日、朝は絶対に牛舎に行かないといけないので「大変だね」という声もありますが、毎日の習慣になり、生活のリズムが整って健康になった気がします。
0からのスタートだから必要なものが多い
何もないところからのスタートなので、エサ入れもないロープもスコップもないので、この半年間は資材をそろえていきました。
買ったものリスト
- スコップ
- テミ
- 餌入れコンテナボックス
- ロープ
- 電動カッター(中古)
- 投薬器(牛用)
- 直検用手袋
- ストマックチューブ
- 和牛用哺乳瓶
- 子牛用ジャケット
- カーボンヒーター
- etc
上記以外にもあると思いますがとにかく資材が沢山必要です。
初めての自分の牛の分娩について
妊娠牛を2頭導入したので10月に初めて自分の牛の分娩を経験しました。
分娩は夜中の分娩になりました。とにかく緊張しましたが、冷静にお腹の中の子牛の状態を確認し無事子牛を産ませることができました。
1頭は、破水後なかなか親牛が力まず苦しそうでしたので、分娩介助をしました。極力、母牛の力だけで自然分娩が一番望ましいのですが、お腹の中の子牛の状態や胎盤剥離などのしょうがない場合もあります。
分娩介助で子牛を引っ張る際は、2人はいたほうが安心、安全に作業できると思います。
牛飼いを半年経過して思ったこと
とにかく毎日が充実しています。
やることなすことの全てが新鮮な体験で毎日学びうや喜び、時には悲しみや、苦労することもありますが、就農する前に思っていた想像よりも楽しいです。
一人での作業が多いので大変なこともたまにはありますが、やり方を工夫したり、考え方を変えてみると見えないものが見えてきて、一人でも今のところ問題なく牛飼いできています。
もちろん、自分一人だけの力だけでは厳しく、親、友達、畜産関係者など周りの支えていただいてる方々のお陰で成り立っていると最近特に実感します。
農業、牛飼いだけの話ではないですが、本当に周りの方のサポートと理解は大切だと思いました。
感謝しつつ、自分の経営をしっかりと構築し、いつか恩返しできるようになりたいです。
初めての確定申告
2020年の9月に新規就農で経営を開始し、初めての確定申告(青色申告)をしてきました。
私の牛飼いをしている地域の場合は、JA主催の(青色申告会)があります。
毎月の経費の領収書をまとめ3ヵ月ごとに現金出納帳を青色申告会の担当の方に提出すれば、担当者が勘定科目ごとに仕分けしてデータに保存してくださいます。
税金のことや経営的なことに詳しい方は自分で申告書を作成されてもいいと思いますが、減価償却の計算やデータ管理など任せれることは、慣れている方に任せるのも一人で経営していく上では一つの手段だと思います。
もちろん自分の経営状態を理解したうえで任せます。
来年の経営の目標やこのようにしたらうまくいきそうなどの改善点も見えてくるので大切です。
現金出納帳で使用した勘定科目
科目名 備考
- 事業主(貸) ・農業に関係のない経費(家計費など)
- 種苗費 ・水稲苗や野菜苗などの代金
- 肥料費 ・肥料代など
- 農薬費 ・農薬代など
- 飼料費 ・牧草や配合飼料などの飼料代
- 諸材料費 ・農用資材や畜産資材など資材、材料代
- 作業衣類費 ・農業に必要な作業着や手袋、長靴など
- 租税公課 ・各種税金(所得税を除く)・部会費など
- 燃料費 ・ガソリン 軽油 灯油などの燃料費
- 交通通信費 ・固定電話 携帯電話料金など
- 動力光熱費 ・電気 水道などの光熱費
- 種付費 ・授精料など
- 診療衛生費 ・ワクチン代や家畜医療薬品代など(牛の初診料も含む)
- 専従者給与 ・専従者に支払った給与
- 雇人費 ・雇人に支払った日当代など
- 修繕費 ・農用機械(車)の修理代・部品交換・車検代(ハウスなどの施設も含む)
- 研修費 ・農業用書籍 研修会参加費用
- 接待交際費 ・農業に必要な交際費
- 委託費 ・農作業の一部を外部に委託した際の費用
- 地代・賃借料 ・他人が所有する土地や建物をかりて使用する際に支払う費用。
- 雑費 ・上記以外の諸経費
- 個人販売 ・作物などを販売し現金で売り上げを受け取った場合
- 雑収入 ・上記以外の収入
- 事業主(借) ・農業に関係のない収入
- 通帳より ・通帳より現金を下ろした場合(口座番号記入)
主に上記の勘定科目を使用しました。
農業簿記を勉強しておくと、現金出納帳や確定申告の際に流れが理解しやすいと思います。
私は農業大学校在学中に農業簿記を取得しました。
下記のリンクより農業大学校で取得できる資格一覧をご覧ください。
まとめ
0からのスタートでも問題なく牛飼いやれてます。
上記にも記載した通り、色々と大変だと思うこともありますが、毎朝かわいい牛たちが餌を待っています。その顔を見れば頑張ろう!と元気になります。
自分のやりたかった牛飼いはやっぱり最高に楽しいです。
19歳のあの時に、「牛飼いになる」「農業大学校に行く」と即決して本当に良かったです。
牛飼い最高!✌
これからも実際に就農して、勉強になった情報など紹介していきますので参考程度に見ていただけると嬉しいです。
みんなで日本の農業・牛飼いを盛り上げよう!
peace
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