こんにちは。輝です。
今回は牛舎設計において確認するべき内容について紹介します。
牛舎は特にお金がかかるところですので、後々使いやすい、牛にとっても良い環境の牛舎を建てれるように参考程度に私の意見を書きます。
注意:この内容は、牛舎設計において絶対にこれが正解という事はないと思いますので、あくまでも参考程度に見ていただきますようによろしくお願いします。
予算額での建築士相談
新規就農で牛舎を建築する際は、銀行や農協から融資を受けて、お金を貸していただき、牛舎を建築すと思われます。
牛舎だけではなく、牛の購入代金、維持費、最低限の機械代などお金は沢山必要です。
融資の限度額、予算内で牛舎を建てたいわけですが、参考㎡単価×自分の建てたい牛舎の㎡などで計算される方が多いですが(私もそうでした)実際は、その時の物の単価が昔より上昇している場合、予算オーバーしてしまうことがあります。
建築士さんや、実際に牛舎を建てたことがある業者さんに、材料費の相場を聞いてみることが大切です。
私の地域では、コンクリートの単価が㎥あたり3000円近く上昇してました。
牛舎、堆肥舎などコンクリートはたくさん使用するので確認が必要です。
設計士さんにいくらで牛舎を建てたいのですがと相談に行くと、色々と教えてくださると思います。
地域によっては牛舎を頻繁に建てていらっしゃる業者さんもいると思います。やっぱり牛舎は、経験が豊富な業者さんにお願いするのが一番だと思います。
理由としては、牛が実際に牛舎に入っての考えなど、牛舎を建てているうちに、農家の方からここはこうしたほうがいいなど色々と知識があるからです。
ちょっとしたところでも牛が怪我したり、牛舎が壊れたりします。
そのような失敗をするリスクを減らすためにも、牛舎建築に経験豊富な業者さんにお願いすることをおすすめします。
牛舎建築に対して国の補助金などを使用する際は特に、補助金使用の牛舎を経験された業者さんにお願いしたほうがいいともいます。
色々と条件等がありますので条件の内容を理解されてるほうが、スムーズに建築まで進むと思われます。
補助金関係での牛舎の予算額の提出の際の注意点
予算を提出する際は、絶対に少し余裕を持った金額を提示しましょう。
目には見えてなかった工事や、その時の情勢によっては、地域によっては大工さんの減少などにもより、工事金額がオーバーし、自己負担額が増える可能性があります。
もしも、工事金額がオーバーしても、オーバー額に対しては補助金はでません。
最初の金額でしっかりそこを設計士さんと話して予算金額を決めることで、損をせずに済むと思います。
牛舎の補助金などの参考情報
牛舎の補助金についてはこちらのリンクから
牛舎について
設計士さんに相談に行く際には、実際に自分で建てたい牛舎を簡単に描いていくといいと思います。
- 親牛の頭数
- 子牛の部屋
- 分娩室
- 管理室
- 部屋の大きさやスタンチョン・回転扉
- 通路はトラクターやローダーが通るのか
- 飼槽は作るのか、フラットでいくのか
- ウォーターカップの位置や種類
- 送風機
- 通路の高さ
- 電気、コンセントの位置と個数
- ミルクなど作るためお湯の確保(冬でもしっかりお湯が出るように)
- 牛舎の向き
- 給排水工事
- 屋根の種類 光を入れるなど
とにかく考えないといけないことは沢山あります。
牛舎を2つに分けたほうが建築基準法や確認検査などの関係により安く建てれることもあります。
専門の設計士さんに相談しましょう。
牛舎を見に行く
実際に牛飼いをされている方の牛舎をたくさん見て、自分の理想とする牛舎に当てはめていいところだけ参考にしましょう。
とにかく、スマホで写真を撮って、図面の訂正、農家さんに見てもらって意見を聞く、参考になれば訂正するを繰り返してください。
実際に牛が牛舎にいて養っているところを想像し、作業効率なども考えます。
牛の給餌は毎日の作業ですので、作業動線をしっかりと考えることで効率よく給餌ができ、ほかの作業に使う時間が増えます。
最後に
自分の牛を何頭飼育したいのかが決まっているのでしたら、その頭数に適した牛舎を建てなければいけません。
牛舎に無理くり牛をいれたら部屋が足りないや、ストレスなどによる病気蔓延、怪我などにもつながりますので、牛の頭数に対しての適した大きさや部屋のなのかを確認してください。
私のように新規就農で、なにも知識もないところから牛舎を建てる場合は、とにかく慎重に、たくさんの牛舎を見学して話を聞いて、訂正し、相談、を繰り返して後悔のない牛舎を建てれるようにしてください。
この牛舎が正しいというのはないと思います。
自分がこの牛舎が理想と思えるものを考えて、もちろん牛にとってもストレスのない牛舎を建てれることを願います。✌
コメント